注文住宅の間取りの決め方とは?失敗しない家づくりのポイント!
住みやすい家というのは使い勝手がよい家といえます。洗濯機から干す場所が近い、キッチンから食卓まですぐに料理を運ぶことができるなど、日々おこなうことに苦があっては生活でストレスが溜まってしまいます。ここでは日々の生活が楽しくなるような注文住宅の間取りをどう決めるのか?失敗しない家づくりのポイントを解説いたします。
注文住宅の間取りを決めるまでの流れ
間取りを決めるには次のとおりのステップを踏みます。
身近な間取り図を参考にする
参考にしていただきたい間取りはいくつかあります。まず、建売住宅の間取りを参考にしてください。建売住宅というのは、一般的に好まれる間取りや配置をおこなっており、誰が住んでも一定の満足感を得られるように設計してあります。そのため、間取り参考のベースになります。
次に、高額な中古戸建の間取りを参考にしてください。インターネットやチラシに掲載されているはずです。高額な中古戸建は他人が建築した住宅ですので、その建築した人の好みが出ていることがあります。一般的な建売住宅の間取りと他人が建築した注文住宅を見比べ、自分に置き換えたときに希望する間取りが見えてくるはずです。
ハウスメーカーに間取りを提案してもらう
自分の希望の間取りがハウスメーカーの担当者に話せるようになったらその希望を伝えてください。そうすることで、ハウスメーカーの担当者が希望を叶える間取り図面を作成してくれます。ここでは希望を伝えるのみにして、あくまでハウスメーカーの提案を受け入れてください。考えていた以上の間取りが提示してもらえる、自分の考えが取り入れられていないなど今までより深く間取りのことを考えた結論が浮かぶはずです。その中で、理想の間取りを見つけていきます。
ハウスメーカーと一緒に間取りを考える
理想の間取りが想像つくようになったら、次はハウスメーカーの担当者との打ち合わせに入りましょう。建築物には法律で建築の仕方が決められています。そもそも、理想の間取りが法律で決められた範囲内のことなのか、ハウスメーカーの仕様でできない間取りではないか確認します。建築可能な間取りであれば理想の間取りの生活動線がおかしくないかプロの目で見てもらうのがよいでしょう。プロの意見を聞きつつ自分の意見も伝え、伝え忘れがないようにしてください。
注文住宅の間取りを決めるときのポイント
間取りを決めていくポイントとしては以下の項目があります。
玄関
まずは玄関の配置です。駐車場、玄関までのアプローチは玄関の場所によって決まってきますので外回りから固めていきましょう。玄関から直接リビングなど生活している場所が見えないように廊下や外構を配置することが大切です。
水回り
水回りは1階に配置するのか2階に配置するのかで間取りが大きく変わります。都心部では洗濯物を干すのに2階が適しているということもあるので検討してください。
リビング
人の目線が気になるなど1階にリビングを配置したくない理由がないのであれば、なるべくリビングは1階に配置したほうがよいです。2階に配置すると介護が発生したときなどリビングを利用することが困難という状態になってしまうことがあるので注意です。
居室
玄関、水回り、リビングが決まってくると自然と居室の位置が決まってきます。不必要な廊下を極力作らないよう配置してください。子ども部屋を作る場合は子どもが成人して家を出てしまったときなど先のことを考えておいたほうがいいでしょう。
収納
収納を配置するときには玄関先に土間収納をつくるのか、部屋にウオークインクローゼットを作るのかも検討してください。通常の収納では足りないと感じるのであれば配置したほうがいいでしょう。
バルコニー
バルコニーは洗濯物を干す場所として使用しますので、水回りがある近くに設置したほうがよいです。どうしても水回りから部屋を通ってバルコニーに出るため、なるべく子ども部屋を通過しない洗濯動線にしましょう。
理想の間取りを見つけるコツ
上記のように配置をしていきまずは動線を確認します。日々の動きを間取り図に線状で書いていくと動線の良し悪しが見えてきます。何もかも盛り込むことを考えず、動線を優先し必要だと思うものを削ることも大切です。
次に、騒音・採光・視線などを確認します。道路からの騒音が部屋に届きにくいか、光は入るか、人の目線が入らないかです。動線と居住中の快適さを決定してこればハウスメーカーとの打ち合わせもスムーズに進みます。
もちろんハウスメーカーの担当者と話し合う前に家族と相談しながら間取り、動線など決めてください。家族の意見がばらばらだと話がまとまっていきません。また、対面キッチンにするのかアイランドキッチンにするのか、コンセント・インターネット環境をどうするのかなど細かい内容のものはハウスメーカーとの話し合いで決めましょう。
まとめ
人それぞれに好みや希望は違います。そのため、間取りも人それぞれ違うものになります。自分と家族に合った間取りを把握し、本当に取り入れたいことをまとめてハウスメーカーの担当者に伝えることが大切です。大枠だけ決めておけばハウスメーカーの担当者と住宅として形にしていくことができます。理想の家を手に入れるため、間取りを考えることから始めましょう。