注文住宅と建売住宅は何が違う?双方のメリット・デメリットを知ろう!
憧れのマイホームを購入する際、一戸建ての場合は建売住宅にするか、注文住宅にするのかで悩む方は多いです。建売住宅と注文住宅では、どのような点が異なるのでしょうか。違いやそれぞれのメリット、デメリットを知ることで、どちらにするか決めやすくなるでしょう。今回はそれぞれの住宅の違いをまとめたので、参考にしてみてください。
注文住宅を購入するメリット・デメリット
注文住宅は、設計や工事を工務店やハウスメーカーに依頼して理想の住まいを建ててもらう方法です。
注文住宅のメリットは、間取りや設備、デザインなど自由に決めることができるという点です。建築基準法は守らなければいけませんので、全く制限がないというわけではありませんが、最初から作りますので自由度が高いです。家族の理想の住まいを叶えたいという場合、こだわりが沢山あるという場合は、注文住宅にすることで、満足度の高い住まいが完成します。しかし、100%注文住宅ではなく、セミオーダーメイドの注文住宅もあり、そのような場合は変更できる内容に制限があるので、事前に確認しておきましょう。
注文住宅の最大のメリットは、自由度が高く理想の住まいが叶うという点ですが、デメリットもあります。それは、理想を詰め込み過ぎてしまい予算オーバーになってしまうということや、工期に時間がかかってしまうということ、打ち合わせに時間がとられるということです。注文住宅では、予算を抑えた住まいも叶えることができますが、その場合は、妥協しなければならない点も出てくるかもしれません。土地がない場合は、土地探しからとなりますので、より時間がかかります。
目安として、土地探しは3か月から6か月、土地を購入してから家づくりが開始されるまで3か月から10か月、工事が開始されて家が完成するまで3か月から6か月となりますので、すぐにマイホームに住むことはできません。仮住まいの生活が長くなってしまうことから、生活が不便にならないような仮住まいの手配もしなければいけません。
建売住宅を購入するメリット・デメリット
建売住宅は、土地とセットになっていて、すでに住まいが完成しているような新築分譲住宅になります。完成後に販売されているケースが多いですが、なかには建築途中で販売されることもあります。どちらでも設計に関しては決まっているため、変更することはできません。建売住宅は、住まいが立ち並ぶように作られることが多く、同じ仕様の住宅を区画に分けて建築します。土地開発などで住宅地が計画されている地域もあり、その規模はエリアによって様々です。
建売住宅の最大のメリットは、費用をおさえてマイホームを購入できるという点でしょう。これは、同じ仕様の住まいを建てるために、まとめて資材を購入したり、工事を同時進行させて効率よく行うことで、費用をおさえられるとされています。建売住宅の仕様や設備が満足できるものであれば、建売住宅を購入することで理想のマイホームが叶うと言えるでしょう。しかし、もし気になる点がある場合、価格だけで購入してしまうと、理想のマイホームとならない可能性があります。
建売住宅のデメリットは、仕様も工法も決められているという点です。建売住宅では、物件が完成していると1か月ほどで入居可能ですが、完成していない場合は、4か月ほどかかります。
購入するなら注文住宅と建売住宅どちらがおすすめ?
建売住宅と注文住宅の違いから、どちらが良いか悩まれている人もいるでしょう。それぞれおすすめの方をまとめておきます。
注文住宅がおすすめの人
注文住宅は、土地を購入している場合や、建て替えを検討されている場合、時間をかけても良い場合、こだわりが多い場合におすすめです。また、希望している工法や取り付けたい設備がある、依頼したい設計事務所やハウスメーカーがすでに決まっているという場合は、注文住宅が良いでしょう。家族の希望を取り入れて理想の住まいが叶います。
建売住宅がおすすめの人
建売住宅は、土地を持っていない人や土地探しをしていてなかなか見つからない人、できるだけ早く住みたい人、手間や時間をかけることが難しい人、ある程度デザインや間取りが決まっていても良い人におすすめです。また、建売住宅の多くは、周辺に同時に新しい住まいが立ち並びますので、近所づきあいもしやすくなると言えます。新しいコミュニティーを作りたい場合は、建売住宅のほうがスムーズと言えるでしょう。
まとめ
注文住宅と建売住宅、それぞれの違いやメリット、デメリットについてお伝えしました。マイホームを建てる際は、まず何を重視したいのかということを家族で話し合うことをおすすめします。優先度を決めることで、注文住宅と建売住宅のどちらが向いているのかはっきりさせることができるでしょう。ぜひ本記事を参考に、理想の家を手に入れてくださいね。